活動報告

星野文昭・西宮絵画展を開きました

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 「星野さんに自由を―星野文昭~西宮絵画展」を、5月23日、24日、阪急西宮北口で開催しました。会場が通して確保できず、初日は1時30分から17時30分。2日目も、11時から17時までと、実質1日という短い期間でしたが、それぞれ20人、33人が訪れてくださいました(最初の写真は初日の23日)。

 会場はギャラリーでなく普通の部屋のため、絵の展示にちょっと苦労しました。しかし、むしろ意外と絵に接していただくことができた感じでした。東京から送ってもらった絵は、今年のカレンダーに採用されている、前回の姫路絵画展にはなかった『春を迎えた山里』『白樺林の向こうに広がる札幌郊外』『桃と筍、初夏の味』など21点。

 「感銘を受けた」「非常によかった」「さわやかな絵ですね」「色調が淡いのは、長い拘禁に対する星野さんの無言のメッセージでしょうか」「会の活発な活動に敬意。病気もあり街頭署名などに出られず、心苦しく思っています」などの声が、その場やアンケートに寄せられていました。静かな会場だったためか、星野さんの無実、再審請求を求めるビデオを全部見て帰られる人がほとんどでした。

 期間が短かった上、阪急「西宮北口」という立地にこだわり、会場選びにちょっと失敗。Photo ショッピングモール中心の高層ビル、会場がある6階に上がるエレベーターなどが不案内、6階ロビーからの入り口が小さい、さらに廊下を曲がって奥、という「4拍子」そろった分、わかりにくい条件でした。それでも、駅とつなぐ2階の通路広場での案内配布されたチラシを見て、わざわざ6階奥まで来ていただいた方が10数人ありました。西宮、尼崎、伊丹、宝塚方面からが多かったのですが、「通りがかりにチラシを見て」という京都の女性。「星野さんのことは知らなかった。頑張って下さい」という年配の女性。署名11筆。『詩画集』3冊。総会パンフ3冊を販売(右写真は2日目、24日)。

 世話人の木下住職は開会一番に。初日には、さらに奈良の森本さんが子供さん2人を連れて遠路来て下さり、2階の通路広場で三線の演奏と子供さんのチラシまきをして下さって、早速の効果が。大野さんはご家族で。山本先生は2日間とも来ていただき、阪神間の人たちには準備、受付、片付けのお世話になりました。

 次回の絵画展は、10月下旬に加古川市で開催です。

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死刑制度から司法のあり方を考える

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 一昨日、3月1日、兵庫・星野文昭さんを救う会の第2回学習会が、本会の世話人で、浄土宗大林寺の住職、木下達雄さんを講師に「人は他人を裁けるのか-死刑制度から司法のあり方を考える」と題して行われました。この日、従軍慰安婦問題や「日の丸・君が代」不起立問題、あるいは神戸市の市民病院移転問題など驚くほど集会が重なり、これは難しいかなとおもっていたのですが、19人の方が参加下さり、2時間余りの学習会が充実した中身を持ってもてることができました。

 「殺人事件が減っているにもかかわらず、ここ数年死刑の執行が急増」してい る現実を背景にしながら木下さんは話された。「永山基準」と言われたできるだけ「死刑」を回避していた傾向が無視され、「遺族感情」などを根拠に死刑が執行されている。日本では08年世論調査でも80%の人が「死刑存置」の意見を持つ現実がある。しかし、大国で死刑制度が存置されているのは、日本以外ではアメリカ、中国のみ。廃止国・地域138に対し、存置国・地域は59。

 木下さんは、まず日本国憲法に違反し(13条、31条、36条)、基本的人権を国家権力が破壊するとして「廃止」の必然性を明らかにされた。そもそも法的な09301_4 根拠となるものがないまま、1873年に出された「太政官布告65号」がその根拠とされるおかしさを指摘。そして裁判官の不確かさを、具体的に1949年イギリスでの冤罪による知的障害者の処刑と、その裁判官が1965年死刑廃止の運動の先頭に立って廃止が実現した歴史を示しながら冤罪による処刑の恐れなどをあげられた。(上写真が、木下達雄さん)

 その上で、無期懲役が10年で仮釈放の可能性が認められていることから「終身刑」新設の動きがあることに触れられた。実際には厳罰化の流れの中で、無期囚の仮釈放が減少し(07年は3人)、獄中にあるのが平均31年以上になり、獄死が増えている(10年間で120人獄死)現実の中で、なぜ「終身刑」新設なのかと。

 そして無期囚、または死刑確定囚で、再審無罪が確定したのは、戦後12件だけで、1989年の島田事件が再審無罪になって以降、再審請求は退けられ続けている。

 そして日本における厳罰化が強まる状況について、国家権力による人民への支配・統合・管理の意思が強く働いていることを指摘した上で、すでに始まっている被害者の審理への参加などが被告人の権利を阻害している現実を明らかにされた。そして犯罪が減っているにもかかわらず、マスコミによる「犯罪多発」の虚偽宣伝などの問題を指摘。特に被害者、遺族の復讐感情に依拠するなどの流れに、法体系、国の在り方として異議を唱えられた。

 アメリカの「産獄複合体」の話には驚いた。「90~98年に殺人事件は2分の1に。しかし、殺人事件報道は4倍に増加。犯罪率が下がった時期に監獄人口は急増」というのだ。

 95%以上の人間が09301_3 「裁かれる」側におかれている差別と抑圧の社会でありながら、裁ける側にいるような錯覚に国民を陥れる「裁判員制度」。そして戦争と死刑が公然と国家権力が人を殺す国家犯罪であるとした上で、政治的反対派の弾圧の手法として死刑が存在することを指摘された。そして「裁判員制度」が被告人の防衛権を無視していることと憲法違反のデパートであると指弾された。そして刑事司法「改革」の現状を批判された。

 そして最後に今後の展望として、死刑と監獄のない社会を実現しようと、提起された。そのためには「犯罪と懲罰との既存の思考方法」を止めることだと。「刑事裁判制度を刑法にもとずく復讐や懲罰でなく、補償法により補償=賠償と和解という考え方に立って編成しなおすべきではないか。法を逸脱した者=債務者という考え」と。

 さらに、イギリスやフランス、ドイツに比べ、なぜ日本で今、厳罰化が進むのか。これについて、日本人の中にある「民族宗教」のようなものがあり、個の思想や民主主義の思想を本当に獲得し切れていないことが、明治以来の資本主義化の政策の中で、天皇制などにより強制されてきたことなどが木下さんから提起された。

 非常に重い気分に占められ、難解な学習会でしたが、終わってみれば、一つ力を得たような達成感のある学習会でした。

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12・7甲山事件学習会

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 12月7日、甲山事件の元被告、山田悦子さんをお招きして「冤罪事件」の学習会を行いました。山田さんのご希望で、ごく内輪の学習会ということで14人の参加で行いました。

 甲山事件は、1974年3月、兵庫県西宮市の知的障害児の収容施設「甲山学園」で2人の子供が相ついで死亡するという事件をめぐって起こった冤罪事件です。山田悦子さんは、不起訴処分から一転して78年の再逮捕、そして3度の完全無罪を勝ち取って、1999年全ての裁判が終わるという25年もの長い裁判闘争を余儀なくされました。

 子供の行方不明の捜査のために常駐していた西宮警察の目の前で2人の死亡が発見され、不手際に慌てた兵庫県警の「園内の職員による殺人事件」という見込み捜査がすべてのはじまりでした。物証もほとんどないままの見込み捜査は、先ず、兵庫医大から来ていたアルコール中毒患者で社会復帰の仕事についていた男性に先ず狙いが定められ、全員が無関係とされました。次いで警察が目を付けたのが、「女性は生理の時に精神が不安定になりやすい」という差別感情を前提に職員が絞り込まれ、22歳で生まれてはじめて親しい人間の死に直面して精神的にダメージを受けていた山田さんが、「犯人」とされたのです。(詳しい経緯は、「甲山事件」ホームページの「事件の経過」に非常に判り易く書かれていますので、そちらをご覧ください。)そして、山田さんを「殺人犯」に仕立て上げるために、警察・検察の障害者への差別的意識をもとに知的障害者である子供たちを利用した「供述調書」が組み立てられ、ねつ造されていったのです。

 星野文昭さんへの、物証もない中で「殺人罪」の汚名が着せられていく過程を思い起こしながら、そのおぞましさに怒りがこみ上げてきました。

 進む「司法改革」の中で、厳罰化主義の進行に警告を発しつつ、山田さんは、裁判員制度の仕組みの中で、過去の冤罪事件の再審がかってなく困難になっていることを指摘された。「検察官控訴」の問題性を指摘しながら、私たち市民の側が、憲法や世界人権宣言などを根拠に闘うべきで、「感情論では戦えない」「政治がこれほど病んでいる時に、裁判が良くなるはずがないことを考えるべき」と、私たちに指摘された。

 あとの交流会も含め、山田さんの言葉や表情をうかがいながら、「25年の闘いが人を育てている」ことを強く感じ、彼女の「しっかりと、しかし楽しくやりましょうよ」という言葉に大いに励まされました。

 なお、この日開かれた「兵庫・星野文昭さんを救う会」の世話人会で、会の世話人である木下達雄さん(浄土宗大林寺住職)から、「死刑廃止」を求めてやっておられる運動の中からの「司法改革」「厳罰化主義の進行」などの状況について次回の学習会を開くことが決まりました。日時は、3月1日(日)、午後2時からで、会場については後日連絡させていただきます。(会議のときは、2月22日といったん決まりましたが、木下さんの都合により変更させていただきました。)

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星野文昭絵画展七日目(11月17日)

081117   昨日、11月17日、いよいよ姫路での絵画展の最終日。まあ、最後だから少ないかなと思っていたら、なんとなんと、結構来て下さる。おまけに最後だからとスタッフも頑張ったのか、みんなゆっくりと話しこみ、観てくださる。最終的に、お出でいただいたのは176人。スタッフ(事務局)も入れれば、延べ人数は200人を超えた。第2次再審請求の署名は、前日までの数え間違いもあり、98筆。すごい。カレンダーの予約も18冊。詩画集は、売り切れて予約を含め13冊。ご協力くださったみなさん。本当にありがとうございます。

 突然のお葬式などお忙しい中を、永井満世話人がおいで下さり、片付けまで手伝い。スタッフは恐縮しきり。私も、運動に関係のない友人がわざわざ神戸から来ていただいて感激。しかし、大野世話人と「おばちゃんパワー」全開の盛り上がりにはタジタジ。

 午後6時、閉会を宣言して直ちに片付け。しかし、「フリールーム グランマー」のオーナーMさんの頑張りには改めて脱帽。彼女に「おんぶに抱っこ」の1週間だったようで、心の底から「ありがとうございました」でした。素晴らしいおばあちゃんです。最後に、昨日もご案内しましたが、「障害者」の作業所「おばあちゃんの家」に通所している60歳代のS子さんから、「おばあちゃんの家」のオーナーでもあるMさんの妹Kさんにあてた感想(12日に観に来られた)が、早速届きま081112 したので、ご紹介します。

 「Kさん。星野文昭さんの絵、見ました。水さい画の細い線がやさしさを現わしていて、とてもいい絵なのを感心しました。奥さんの暁子さんへの思い、愛情。とても私にはこんなふうにはなれないなと思います。ふる里、また、沖縄への思い、すばらしいと思います。なんでこんなやさしい人が、刑務所に入っていなければならないのか、くやしいと思いました。絵のことは、私はよくわからないけど、暁子さんにはいいしれぬ思いやり、二人の関係が、ほんとに暖かさをもつものであることを感じました。いい時をすごしました。ほんとうに。」

 右写真が、12日、「おばあちゃんの家」のみなさんがおいでいただいた時のスナップです。

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星野文昭絵画展 五日目(11月15日)

081115  昨夜の「11・14ライブ」の余韻を残したまま、「星野文昭絵画展」も5日目。今日は、神戸新聞(姫路版)にも紹介され(最後画像)、事務局は「さあ、頑張ろう」と、力が入る。

 この日までで、お出でいただいた方は、122人。カレンダーの予約は9冊。詩画集は6冊が売れました。第2次再審を求める署名は51筆。

 この日は雨の天気予報が完全にはずれ強い日差しで、少し暑さを感じるくらい。窓際に置いた紅葉と、外のもみじが081115_2 陽に映えて美しい紅色。思わず写真に(右写真)。おいで下さるみなさんが、お菓子の差し入れ。受付で座っていると、お菓子の食いすぎに。さらに柿や、生け花の差し入れも。

 今日は、新聞を見て来たという人もちらほら。星野文昭さんを「知ってほしい」と願う私たちの想いが伝わったかと・・・。

 さあ、最後のラストスパート。明日と月曜日にぜひ皆さん。おいで下さい。081115

 

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毎日新聞(姫路版)が星野文昭絵画展を報道

081114_4  11月14日付毎日新聞(姫路版)朝刊が、姫路で開かれている「星野文昭絵画展」を取材、報道しました。さあ、これで来られる人が増えればいいのですが。

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星野文昭絵画展三日目(11月13日)

081113  今日は三日目。多いわけではないのですが、それでも、切れずにみなさん来てくださる。今日は26人で、三日間で76人。150人は超えそうで、目標は突破しそう。300人は超えたいという世話人もおられましたが・・・・。081113_2 

 このブログを見て来たのだとういう男性。めっちゃ嬉しくなる。それにしても、会場「グランマー」のオーナーMさんの関係する人の多いことには脱帽、感謝。この写真の看板もMさんが、私たちに関係なく用意して下さった。なかなか味があるでしょう。

 今日は、昨日に続いて素晴らしい日本晴れ。部屋の中でじっと受付をしているのがもったいない雰囲気。そのせいか、通りかかって見に入ってくれる方々があり、世話人の大野さんの説明に力が入る。

 一昨日、閉館間際に取材に来てくれた毎日新聞の記者から、明日の朝刊に記事が載りますとの連絡。昨日、A紙の記者から、「上司にダメだと言われて載りません。スミマセン」と連絡が入り、今朝の毎日新聞に載らなかったので、あきらめムードが漂っていたのですが、ほっ。おまけに、夕方には地元紙のK新聞が丁寧な取材をしてくれて、「これが載れば、土日はバッチリや」と、盛り上がる。

 絵を見に来ましたという絵画関係の人もあり、どうかなと思っていたのですが、署名も今日で37筆。まずまずです。今日は、詩画集、カレンダーの注文は無し。

 明日は、絵画展と並行して、徳島での「11・14ライブ」に、豊中や関西連絡会の人たちと一緒に参加する予定です。さあ、頑張ろう!

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星野文昭絵画展二日目(11月12日)

081112  「星野文昭絵画展」二日目の12日、31人のお客様。とりわけ「障害者」の作業所、「おばあちゃんの会」のメンバー、スタッフのみなさんが来られた時は、狭い会場いっぱいに(写真)。

 実は、この作業所の皆さんが作ってくれた「瓦せんべい」が、こられた皆さんに、「ありがとう」という意味で配られていました。昨日から49人。まずまずかな?081112_2

 二日間で、詩画集が4冊、カレンダーの予約が5冊、署名は25筆、よせていただきました。ありがとうございます。

 昨日来られた90歳の渡部さんが、朝一番に再び来られた。昨日帰られて、渡された資料を、虫眼鏡で拡大して見て、星野さんの頑張りに感動し眠れなかったと言われて、星野さんに届けてほしいと「千里の道」1冊と、兵庫の会への賛同金を届けてくださった。こちらの方が、渡部さんの想いに感動をもらった次第です。

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星野文昭絵画展初日(11月11日)

081111  今日、姫路での「星野文昭絵画展」がオープンしました。姫路駅のすぐ近くの本当に私たちに合わせたような規模のギャラリー「フリールーム グランマー」。20枚の星野文昭さんの絵画を展示したらちょうどいっぱい。余りに窮屈かなと、照明のあたりの悪かったところを辞めて、写真のように1枚だけ机の上に。手を叩きたくなるぐらいにいい雰囲気に収まりました。

 正面には(右写真)、世話人の大野さんが今朝自宅できってきた柿の木やもみじ081111_3を配置してプロの方が看板を中心にアレンジ。これを1週間、出したり入れたりして維持するのかといささか不安に。プロの方から「適当でいいですよ」と言われて、ほっ。足もとにしぶ柿が転がっている工夫が解ってもらえますかな・・・。

 そのプロの方が、室内にも随所にちょっとした生け花。最初の写真でわかりにくいのですが、多少は雰囲気が・・・。文昭さんの絵とマッチして、すごくいい雰囲気に室内が。暁子さんには申し訳ないのですが、絵についている「詩」は今回おやすみ。絵だけを見てもらおうと、決まった。

 そんな準備がほぼ終わって、遅れた昼食にみんなが出かけたころ、開始予定の1時間以上前からぽつりぽつりとお客さん。留守番をしていた私は大慌て。何しろ初日で、しかも昼過ぎ3時からの予定でしたから、お客さんはほとんどないかなと思っていたものですから。

 しかも、90歳になられる元中野学校出身で、日本帝国主義の侵略戦争を批判し、戦後も活動するなかで逮捕などの経験をされてこられた渡部さん(左写真で、耳をすませておられる右から3人目)や、昨年大病を患われた青木さん(播磨灘を守る会代表)がお元気な姿を見せていただき、一気に雰囲気は高まりま081111_4 した。

 さらに、来ておられた賛同人の中村さんが、演奏と歌を、辺野古の闘いなどを念頭に置きながら、みんなの前で演じて下さったものですから(左写真)、本当にいい雰囲気に。

 来ていただいた方は、20人足らずと少なかったですが、初日としては大成功でした。みなさん、ぜひお越しください。そして、星野さんへの弾圧、獄死攻撃を絶対に許さないうねりを作りだしていきましょう。

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星野絵画展をやりました

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 昨日に続いて「星野文昭絵画展」第2日目(7月25日)が開かれました。昨日の要領がわかっていましたので、準備も順調。事前の打ち合わせで決まっていて昨日は準備を忘れた「徳島刑務所全景」の拡大写真と、「再審ニュース」にある「星野文昭さんのあゆみ」の拡大したものが新たに準備でき、昨日よりレベルアップ?08725_2

 開場した午前11時前にもうお客様。終わる予定の7時を過ぎて、仕事を終えた全逓の労働者が来られ、終わったのは午後8時前。長丁場でしたが、大野世話人を先頭に、本当に大奮闘。おかげさまで、二日で来場者数は112人(確認できた数で、これ以上?)と目標にした100人を突破。「Fumi Akiko 詩画集」も7冊売れ、おまけに会場でいただいたカンパがかかった経費を上回り、何と黒字。(これで、姫路の絵画展、11月11日から17日の1週間の目途ができたと会計さんは思わずにんまり)。

 08725_3 今日のハイライトは、何といっても昨日、今日と連日遠くから応援に駆けつけていただいた大和高田の森本さんの三線演奏。先ず一曲、会場で演奏していただいた(右上写真)あと、猛暑の会場前で、ビラまきの横で演奏しながらの呼び込み。本当にありがとうございました。

 もう一つ大成果だったのが、ビデオ「ある冤罪」の上映。昨日も、多くの方が見ておられましたが、今日は全体の時間がゆっくりとありましたので、皆さんもゆっくりと観ていただけたようです。しかも、今日の方が、まったく初めて星野さんを聞いた、観た方が多く、その効果は抜群。ご覧になられたあと、こもごもに感想を語りながら帰っていただいたのに、私たちも感激。1回の上映時間は45分。最後まで見ていただいた方が、かなりおられました。上映回数は、二日で15回。静かに絵を鑑賞していただく場所でと気にしていたのですが、08725_4 やってよかったです。おまけに耳の悪い山本善偉先生が観られているときは、目いっぱい音を大きくして。その時のみなさんにはご迷惑だったかも・・・。

 本当に暑い、猛暑の中での絵画展。どうなるのやらと心配しながらの船出でしたが、いろいろな皆さんのお力添えで、思いのほかの大成功と喜んでいます。少なくとも、「またやろう」という気持ちを、世話人、事務局が感じ取っていたことが良かったです。みなさん。本当にお疲れ様でした。

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