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奥深山さんへの審理再開攻撃を許すな!

10119 昨日、1月19日の神戸新聞(右)に、公判停止になって30年になる奥深山(おくみやま)幸男さんの審理が開始される方向に進んでいることが報じられました。

 何よりも、この攻撃は病気療養中の奥深山さんへの殺人・人格破壊攻撃にも等しいという点で断じて許されません。

 30年にわたる闘病生活を強いられている奥深山さんへの検察による「訴訟能力あり」との鑑定は、その一つの山上鑑定が、03年2回だけ奥深山さんを訪問し、それ以降5年間も何の報告もしないまま、昨年7月14日の星野さんへの最高裁による再審特別抗告棄却決定の日に5年ぶりに訪問し、主治医の現状の病状報告、投薬状況などを全く鑑定の資料とせず、強い薬が出され続けているのに、本人の口から「よくなった」という言葉がでたことを唯一の根拠とした、科学的根拠のない全くとんでもない鑑定なのです(この部分は08年11月星野全国集会での山本志都弁護士の報告を引用しています。同全国集会報告集より)。

 同時に、山上鑑定人が最高裁の棄却決定の日に奥深山さんを訪れていることが示すように、星野文昭さんが着ていた上着が薄青であり、犯人とされる男が着ていたとされる「きつね色」ではなかったことを最高裁は認めざるを得なかったにもかかわらず、再審を開始しない決定を行うという犯罪を犯していることを塗り隠し、開き直るために、30年も経た今、奥深山さんの命を奪いかねない審理開始を行おうとしているのです。本当に許されません。星野文昭さんの第2次再審を求める行動が開始されたことに対する報復攻撃でなくてなんでしょうか。

 そこには、沖縄の人々を先頭とした新たな沖縄闘争の高揚局面が切り開かれつつある今日の状況に恐怖した、国家権力によるグラグラになりながらも反動的なとりかえし、反撃という流れの中で起こっていることを見据えなければなりません。こうした許し難い奥深山幸男さんへの、そして星野文昭さんへの殺人攻撃ともいえる企みを許さず、新たな「渋谷暴動」キャンペーンを粉砕することが必要です。沖縄闘争、普天間基地閉鎖の闘いとともに、街頭で、星野文昭さんへの「冤罪」攻撃を暴露し、第2次再審の扉をこじ開けよう! 奥深山さんを守ろう!

 兵庫・星野文昭さんを救う会では、1月23日(土)午後2時~3時、JR元町駅東南角の歩道で、星野さんの第2次再審と、即時釈放を求める署名と宣伝を行います。お手伝いいただける方は、お集まりください。

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