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獄壁を越えて  ライブ 11・14

081114  昨夜は、姫路の絵画展を休ませてもらって、徳島の「アンカー&ベイ」で「徳島星野文昭さんを救う会」の加藤、河野さんのお二人が開かれた「LIVE 11.14 ~獄壁を越えて~」に、関西からの仲間4人と一緒に参加させていただいた。出演は、加藤さんを中心にしたベースメント・ルリの4人のみなさん。始まる頃には、座る場所もないくらいにいっぱいに。

 1971年11月14日の渋谷闘争と星野文昭さんの獄中での闘いを想いながらのこのコンサートは14年続けられてきているという。加藤さんの「同窓会のように、ゆるくゆるくや081114_2 りましょう」という言葉に象徴される、加藤さんの朴訥な語り(右写真)で進められる。

 48歳になられる加藤さんは、「運動というものには無縁でした」。「暁子さんの面会をお手伝いするうちに、運動としてでなく家族会のような気持でやってきた。その中で、いろいろなことを教わったし、考えることができた」と。そして、文昭さんのお母さんとの出会いの中で、「文昭を助けてやってください」と頭を下げられ、「まかして下さい」と言いながら、お母さんが生きておられるうちに「しゃば」でお二人をお会いさせることができなかったと、悔いと悔しさをにじませながら語っておられたのが印象的でした。

 そして、この日3人の方が面会に刑務所に赴いたにもかかわらず、遠く沖縄や京都から来られた方が、「事前に申し入れされていない」というこれまで言われたことのない理由で、面会が許されなかった事態を明らかにされた上で、「悪い方へ、悪い方081114_3 へ動いているように思う。こういう時こそ、だからこそ救援運動を盛り上げていきたい」と星野救援への想いを語られ、「来年こそ、このライブをここでしなくていいようにしたい」と最後に締めくくられた。

 「高い塀に囲まれながら、想いは今も11月のままさ」と歌い上げる加藤さんの想いをこめた『11・14』をはじめ、ボーカルの「ルリちゃん」(最初の写真左の方)などとともに、楽しい歌と語りのひと時を過ごさせて貰いました。

 終わっての交流会に参加しませんかという河野さんのお誘いや徳島の会の代表の戎野さんとのご挨拶に想いを残しながら、徳島を後にしました。

 私事ですが、赤ちゃんの時から可愛がっていた「ともちゃん」に数年ぶりで会うことができ、楽しく話ができたこともあり、「ゆるくゆるく」の気分におおいに浸らせていただきました。加藤さん、河野さん本当にありがとうございました。

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