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2008年11月

星野文昭絵画展(姫路)への感想

Photo  絵は「クリスマスが近づく季節(2002年)」です。

 星野文昭絵画展(姫路 11月11日~17日)のアンケートに答えていただいた方々の感想をご紹介します。

○ とっても心がほのぼのと致します。米沢の風景はいいですね。

○ とても美しい絵です。

○ 明るくやさしい絵で、色使いも柔らかく、見た者の心がほのぼの暖まる思いがします。

○ 獄中という制限された中でありながら、すばらしい作品に仕上がっていると思いました。特に、色彩がすてきでした。星野さんがどんな思いで描かれたのか、心中(しんちゅう)を思うとき、一日も早く自由をと願わずにはおれません。

○ 「南イタリア~」と静物画と「大雪山」が良いと思いました。淡い日本人好みの絵で、喫茶店とか店舗向けに、受けがよさそうと思います。

○ やさしい色使いの静かな心情の出た作品。

○ 同じ筆を触るものとして、悟りにも似た力みのない彼の息使いが感じ取られたように思います。それがやさしい雰囲気を作っているのでしょう。おそらく、長い永い時間、彼は自問自答を繰り返されたことでしょう。はるかに永い時間の中で、彼のもつ線が出来たのだと思います。暁子さんへのやさしい想いが、きっとあの色使いとやさしい筆のタッチを彼にさせるのでしょうね。

○ 優しい印象を受けるが、強い意志も感じられるようで・・・。081115

○ おだやかで 素晴らしい。

○ やさしさ、明るい透明な感じがします。このようなくもりのない絵を描く人が、犯罪をおかされるとは思いません。

○ 星野さんが「色」によって、自らの命を守っている、「色」によって星野さんは守られているという感じがした。とても苦しい弾圧の中、いのちの感覚を持ち続けられることで、闘い続けられているのか・・・。 FumiAKIKOというサインが かわいい! せつないです。

○ 「自由」という事のすばらしさを再認識すると共に、何か自分にもできるのではというあせりが出ます。 やさしい絵に感動しました。ありがとうございました。

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星野文昭絵画展七日目(11月17日)

081117   昨日、11月17日、いよいよ姫路での絵画展の最終日。まあ、最後だから少ないかなと思っていたら、なんとなんと、結構来て下さる。おまけに最後だからとスタッフも頑張ったのか、みんなゆっくりと話しこみ、観てくださる。最終的に、お出でいただいたのは176人。スタッフ(事務局)も入れれば、延べ人数は200人を超えた。第2次再審請求の署名は、前日までの数え間違いもあり、98筆。すごい。カレンダーの予約も18冊。詩画集は、売り切れて予約を含め13冊。ご協力くださったみなさん。本当にありがとうございます。

 突然のお葬式などお忙しい中を、永井満世話人がおいで下さり、片付けまで手伝い。スタッフは恐縮しきり。私も、運動に関係のない友人がわざわざ神戸から来ていただいて感激。しかし、大野世話人と「おばちゃんパワー」全開の盛り上がりにはタジタジ。

 午後6時、閉会を宣言して直ちに片付け。しかし、「フリールーム グランマー」のオーナーMさんの頑張りには改めて脱帽。彼女に「おんぶに抱っこ」の1週間だったようで、心の底から「ありがとうございました」でした。素晴らしいおばあちゃんです。最後に、昨日もご案内しましたが、「障害者」の作業所「おばあちゃんの家」に通所している60歳代のS子さんから、「おばあちゃんの家」のオーナーでもあるMさんの妹Kさんにあてた感想(12日に観に来られた)が、早速届きま081112 したので、ご紹介します。

 「Kさん。星野文昭さんの絵、見ました。水さい画の細い線がやさしさを現わしていて、とてもいい絵なのを感心しました。奥さんの暁子さんへの思い、愛情。とても私にはこんなふうにはなれないなと思います。ふる里、また、沖縄への思い、すばらしいと思います。なんでこんなやさしい人が、刑務所に入っていなければならないのか、くやしいと思いました。絵のことは、私はよくわからないけど、暁子さんにはいいしれぬ思いやり、二人の関係が、ほんとに暖かさをもつものであることを感じました。いい時をすごしました。ほんとうに。」

 右写真が、12日、「おばあちゃんの家」のみなさんがおいでいただいた時のスナップです。

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星野文昭絵画展六日目(11月16日)

081116  昨日6日目、11月16日は、雨模様でしたがオープン前には雨も上がり、待ってくださっていた方も。最大の32人がおいでいただいて、この日までのお客様は154人。詩画集もこれで10冊が売れ、カレンダーも12冊の予約。第2次再審署名もほぼ半数の方がしていただいて70筆。今日の最終日を前に目標を突破。ほっ。

 この日は、山本善偉先生が、最初から夕方近くまでお出で下さり、自ら説明役 を。スタッフは大助かり。開会して1時間余りの昼過ぎには早くも10人を超える。世話人の木下達雄大林寺住職も、遠く宝塚からお出でいただいた。また、京都の「救う会」からも、激励においで下さった。

 夕方には、知人をお二人連れて90歳の渡部冨美男さんが見えられ、88歳のP1000003 山本先生と「おたがい歳に負けず、戦争反対、人権のために頑張ろう」と意気投合(右写真の左が渡部さん)。

 「(70年、71年当時)私もベトナム反戦闘争や三里塚空港反対闘争にも参加したが、星野さんのような闘いは知らなかった」「証拠もなく有罪にするなど、政治的な裁判と言わざるを得ない」「今のような社会はおかしい」と話しておられた女性も。

 2日目に来られた「障害者」作業所「おばあちゃんの家」の60歳代の女性が、わざわざ感想の手紙をお届けくださった。1万円札のカンパやお菓子の差し入れも。本当に盛り上がった1日でした。さあ、今日は最終日。頑張りましょう。

 下の写真は、4日目の11月14日の様子です。081114

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星野文昭絵画展 五日目(11月15日)

081115  昨夜の「11・14ライブ」の余韻を残したまま、「星野文昭絵画展」も5日目。今日は、神戸新聞(姫路版)にも紹介され(最後画像)、事務局は「さあ、頑張ろう」と、力が入る。

 この日までで、お出でいただいた方は、122人。カレンダーの予約は9冊。詩画集は6冊が売れました。第2次再審を求める署名は51筆。

 この日は雨の天気予報が完全にはずれ強い日差しで、少し暑さを感じるくらい。窓際に置いた紅葉と、外のもみじが081115_2 陽に映えて美しい紅色。思わず写真に(右写真)。おいで下さるみなさんが、お菓子の差し入れ。受付で座っていると、お菓子の食いすぎに。さらに柿や、生け花の差し入れも。

 今日は、新聞を見て来たという人もちらほら。星野文昭さんを「知ってほしい」と願う私たちの想いが伝わったかと・・・。

 さあ、最後のラストスパート。明日と月曜日にぜひ皆さん。おいで下さい。081115

 

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毎日新聞(姫路版)が星野文昭絵画展を報道

081114_4  11月14日付毎日新聞(姫路版)朝刊が、姫路で開かれている「星野文昭絵画展」を取材、報道しました。さあ、これで来られる人が増えればいいのですが。

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獄壁を越えて  ライブ 11・14

081114  昨夜は、姫路の絵画展を休ませてもらって、徳島の「アンカー&ベイ」で「徳島星野文昭さんを救う会」の加藤、河野さんのお二人が開かれた「LIVE 11.14 ~獄壁を越えて~」に、関西からの仲間4人と一緒に参加させていただいた。出演は、加藤さんを中心にしたベースメント・ルリの4人のみなさん。始まる頃には、座る場所もないくらいにいっぱいに。

 1971年11月14日の渋谷闘争と星野文昭さんの獄中での闘いを想いながらのこのコンサートは14年続けられてきているという。加藤さんの「同窓会のように、ゆるくゆるくや081114_2 りましょう」という言葉に象徴される、加藤さんの朴訥な語り(右写真)で進められる。

 48歳になられる加藤さんは、「運動というものには無縁でした」。「暁子さんの面会をお手伝いするうちに、運動としてでなく家族会のような気持でやってきた。その中で、いろいろなことを教わったし、考えることができた」と。そして、文昭さんのお母さんとの出会いの中で、「文昭を助けてやってください」と頭を下げられ、「まかして下さい」と言いながら、お母さんが生きておられるうちに「しゃば」でお二人をお会いさせることができなかったと、悔いと悔しさをにじませながら語っておられたのが印象的でした。

 そして、この日3人の方が面会に刑務所に赴いたにもかかわらず、遠く沖縄や京都から来られた方が、「事前に申し入れされていない」というこれまで言われたことのない理由で、面会が許されなかった事態を明らかにされた上で、「悪い方へ、悪い方081114_3 へ動いているように思う。こういう時こそ、だからこそ救援運動を盛り上げていきたい」と星野救援への想いを語られ、「来年こそ、このライブをここでしなくていいようにしたい」と最後に締めくくられた。

 「高い塀に囲まれながら、想いは今も11月のままさ」と歌い上げる加藤さんの想いをこめた『11・14』をはじめ、ボーカルの「ルリちゃん」(最初の写真左の方)などとともに、楽しい歌と語りのひと時を過ごさせて貰いました。

 終わっての交流会に参加しませんかという河野さんのお誘いや徳島の会の代表の戎野さんとのご挨拶に想いを残しながら、徳島を後にしました。

 私事ですが、赤ちゃんの時から可愛がっていた「ともちゃん」に数年ぶりで会うことができ、楽しく話ができたこともあり、「ゆるくゆるく」の気分におおいに浸らせていただきました。加藤さん、河野さん本当にありがとうございました。

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星野文昭絵画展三日目(11月13日)

081113  今日は三日目。多いわけではないのですが、それでも、切れずにみなさん来てくださる。今日は26人で、三日間で76人。150人は超えそうで、目標は突破しそう。300人は超えたいという世話人もおられましたが・・・・。081113_2 

 このブログを見て来たのだとういう男性。めっちゃ嬉しくなる。それにしても、会場「グランマー」のオーナーMさんの関係する人の多いことには脱帽、感謝。この写真の看板もMさんが、私たちに関係なく用意して下さった。なかなか味があるでしょう。

 今日は、昨日に続いて素晴らしい日本晴れ。部屋の中でじっと受付をしているのがもったいない雰囲気。そのせいか、通りかかって見に入ってくれる方々があり、世話人の大野さんの説明に力が入る。

 一昨日、閉館間際に取材に来てくれた毎日新聞の記者から、明日の朝刊に記事が載りますとの連絡。昨日、A紙の記者から、「上司にダメだと言われて載りません。スミマセン」と連絡が入り、今朝の毎日新聞に載らなかったので、あきらめムードが漂っていたのですが、ほっ。おまけに、夕方には地元紙のK新聞が丁寧な取材をしてくれて、「これが載れば、土日はバッチリや」と、盛り上がる。

 絵を見に来ましたという絵画関係の人もあり、どうかなと思っていたのですが、署名も今日で37筆。まずまずです。今日は、詩画集、カレンダーの注文は無し。

 明日は、絵画展と並行して、徳島での「11・14ライブ」に、豊中や関西連絡会の人たちと一緒に参加する予定です。さあ、頑張ろう!

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星野文昭絵画展二日目(11月12日)

081112  「星野文昭絵画展」二日目の12日、31人のお客様。とりわけ「障害者」の作業所、「おばあちゃんの会」のメンバー、スタッフのみなさんが来られた時は、狭い会場いっぱいに(写真)。

 実は、この作業所の皆さんが作ってくれた「瓦せんべい」が、こられた皆さんに、「ありがとう」という意味で配られていました。昨日から49人。まずまずかな?081112_2

 二日間で、詩画集が4冊、カレンダーの予約が5冊、署名は25筆、よせていただきました。ありがとうございます。

 昨日来られた90歳の渡部さんが、朝一番に再び来られた。昨日帰られて、渡された資料を、虫眼鏡で拡大して見て、星野さんの頑張りに感動し眠れなかったと言われて、星野さんに届けてほしいと「千里の道」1冊と、兵庫の会への賛同金を届けてくださった。こちらの方が、渡部さんの想いに感動をもらった次第です。

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星野文昭絵画展初日(11月11日)

081111  今日、姫路での「星野文昭絵画展」がオープンしました。姫路駅のすぐ近くの本当に私たちに合わせたような規模のギャラリー「フリールーム グランマー」。20枚の星野文昭さんの絵画を展示したらちょうどいっぱい。余りに窮屈かなと、照明のあたりの悪かったところを辞めて、写真のように1枚だけ机の上に。手を叩きたくなるぐらいにいい雰囲気に収まりました。

 正面には(右写真)、世話人の大野さんが今朝自宅できってきた柿の木やもみじ081111_3を配置してプロの方が看板を中心にアレンジ。これを1週間、出したり入れたりして維持するのかといささか不安に。プロの方から「適当でいいですよ」と言われて、ほっ。足もとにしぶ柿が転がっている工夫が解ってもらえますかな・・・。

 そのプロの方が、室内にも随所にちょっとした生け花。最初の写真でわかりにくいのですが、多少は雰囲気が・・・。文昭さんの絵とマッチして、すごくいい雰囲気に室内が。暁子さんには申し訳ないのですが、絵についている「詩」は今回おやすみ。絵だけを見てもらおうと、決まった。

 そんな準備がほぼ終わって、遅れた昼食にみんなが出かけたころ、開始予定の1時間以上前からぽつりぽつりとお客さん。留守番をしていた私は大慌て。何しろ初日で、しかも昼過ぎ3時からの予定でしたから、お客さんはほとんどないかなと思っていたものですから。

 しかも、90歳になられる元中野学校出身で、日本帝国主義の侵略戦争を批判し、戦後も活動するなかで逮捕などの経験をされてこられた渡部さん(左写真で、耳をすませておられる右から3人目)や、昨年大病を患われた青木さん(播磨灘を守る会代表)がお元気な姿を見せていただき、一気に雰囲気は高まりま081111_4 した。

 さらに、来ておられた賛同人の中村さんが、演奏と歌を、辺野古の闘いなどを念頭に置きながら、みんなの前で演じて下さったものですから(左写真)、本当にいい雰囲気に。

 来ていただいた方は、20人足らずと少なかったですが、初日としては大成功でした。みなさん、ぜひお越しください。そして、星野さんへの弾圧、獄死攻撃を絶対に許さないうねりを作りだしていきましょう。

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絵画展に向け、姫路で街頭宣伝

08115_2  今日、11月5日、姫路駅前の山陽百貨店の前で、11月11日からの絵画展んを訴えるとともに、再審を求める署名活動を行いました。平日の、しかも昼前ですから、ビラがまけるのだろうか、署名が・・・と心配しましたが、意外と途切れることなく人の流れが。

 絵画展の会場に予定している「フリールーム・グランマー」のオーナーのMさんまでがビラまきの応援に来て下さり、私たちは感激。評判になっているチラシを用意していた300枚近くまいてしまい、それまでのビラを仕方なく撒く状況。署名は17筆。参加された皆さん、御苦労さまでした。08115_3

 「フリールーム・グランマー」のご厚意で、ビラまき後、会場の予定になっている場所で昼食をいただきながら絵画展の最後の打ち合わせ。マスコミ各社が注目して取材に来てくれそうなことや、「週刊金曜日」が掲示板で報じてくれることなどが確認でき、頑張る当日の態勢や、準備の仕掛けの最終確認が行われ、最後に、12月7日の「冤罪」の学習会の打ち合わせをして、解散しました。

 さあ、11日から17日。全力で頑張ろう!

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11月のカレンダー

0811  11月のカレンダーは「暁子の絵を飾った、誕生日のテーブル」です。

 今月には、先ず11日(火)から17日(月)まで、姫路のフリールーム・グランマーでの「星野文昭絵画展」が開かれます。5日(水)午前11時~12時に、姫路・山陽百貨店前で署名活動をしながらの訴えを行います。開催時間は、11日(火)午後3時~7時 / 12日~16日午前11時~午後7時 / 17日(月)午前11時~午後6時です。(入場料 無料) ぜひ、皆さんお誘い合わせのうえお出で下さい。

 11月14日(金)午後7時開場、午後7時半開演~午後9時半終了で、「11月14日」のライブが徳島市秋田町1丁目のバー「アンカー&ベイ」(今年で14回目)で開かれます。参加費は、1ドリンク付きで1500円。(河野和代さんからのご案内です)。兵庫の救う会でも、14日、姫路の絵画展に午後5時集合して車で現地に向かいます。まだ余裕がありますので、ご希望の方は、事務局へご連絡ください。

 11月29日(土)午後6時開場、午後6時半開会で、「星野文昭さんを自由に ―第2次再審勝利へ― 11・29全国集会」が、東京・四谷区民ホールで開催されます。参加しましょう。

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