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2008年9月

9・27 姫路で星野署名活動

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 今日、9月27日、JR姫路駅の山陽百貨店前で星野さんの第二次再審を求める署名活動を行いました。

 二日前の核空母ジョージワシントンの横須賀母港化・入港の攻撃などの米軍再編に対する沖縄のみなさんの闘い、昨年の9・28県民集会やこの春の県議選の与党大敗の流れなどから、星野文昭さんへの再審請求却下攻撃の悪どさ、国家犯罪であることなどを訴えました。写真にあるように、そんなに人通りがあるわけでもないのですが、結構、ビラを受け取り、立ち止まって見ていかれる人も。ここは、11月11日からの「星野文昭絵画展」の会場から歩いて5分くらいのところでもあり、少し早いかなと思いながら文昭さんの絵画のことなども訴えました。08927_3

 この日は7人が参加し、50数筆の署名が集まりました。「人通りは少ないけれど、元町(神戸)でやる時よりやりやすい」とは、参加者のTさんの弁。次回、姫路では10月11日(土)午後2時からこの場所で行うことを確認して散会しました。

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第2次再審へ署名を集めよう

Pim0123_2 一日一日が単調に過ぎてゆく / ある日出会った 花たち / 母のようなにおいの コスモスは / しあわせを / 赤いバラは 尽きない情熱を / 白いゆりは 清楚な愛を / 菊はいつもそこにある安らぎを / 生きていることの 感謝を / 呼びさましてくれる 花たち /果てしなく灰色の 一日を / 美しい花々で つぶして / そうだ! / 僕には 失いたくないものがある

(絵は2001年より)

星野文昭さんの無実を立証し、この政治的国家犯罪(冤罪)を白日の下の明らかにするために、第二次再審を実現しよう!

Pim0124

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元町駅前で署名活動と宣伝

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今日、9月14日、JR元町駅前で、第二次再審を求める署名と宣伝の活動をしました。台風のせいか、ものすごい暑さに少々びっくり。その中を、永井満世話人が、「ちょっと10分くらいやるか」と言ってマイクを握ってから(写真奥でマイクを握っておられる)、何と30分休みなく、「日本は本当に法治国家か」と、星野文昭さんの無実と再審実現への署名の協力を訴え続けられた。

 この日は、13人が署名やビラまきに参加して下さいました。暑い中、本当に御苦労さまでした。配られたビラは、400枚を超えましたが、暑さのせいか、署名は思うように伸びず、40筆足らずでした。

 次の9月27日の姫路のときには、もっと秋らしくなっていると思います。みなさん、姫路もよろしく。27日(土)午後2時から3時、山陽百貨店前です。

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9月のカレンダー

Photo  ほのかな光

 暗闇を裂いた 光が

 ほのかに

 一つ 私の中で 花咲いて

 あなたの体と ひとつに

 とけあった

 9月のカレンダーの文昭さんの絵です。添えられた詩は、もちろん暁子さんのものです。絵を見、詩をかみしめながら、星野文昭さんの再審無実をかちとるために、第二次再審署名活動を頑張らねばと、気持が高まってきます。

 「兵庫・星野文昭さんを救う会」では、9月は、神戸のJR元町駅前で、9月14日(日)午後3時~4時。 姫路駅前の山陽百貨店前の歩道で、9月27日(土)午後2時~3時に第2次再審署名活動を行います。

 お手伝いくださるのは大歓迎ですが、前回、妨害のために動いている人たちがいたことPhoto_2 が確認されています。断じて許せません。近くの方は、ぜひ、お手伝いください。

 今月のカレンダーには、星野さんの絵には珍しい「野原の向こうを見る犬」(右の絵)という挿絵のような絵が掲載されていました。新鮮でいいですね。

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絵画展へのYさんの感想

Photo  「憲法の改悪に反対する元教職員ひょうごネットワーク」の機関紙11号に、先日の絵画展の冒頭お出で下さり、美術の先生としてお手伝いくださった同会のYさんが、一文を投稿してくださったので、そのまま転載させていただきます。

無実・解放のための絵画展

 世に理不尽な事が余りに多いが、冤罪ほど理不尽なものはない。

 星野文昭さんの名前は、元教ネットの運営委員会(各人がかかわっている活動の紹介、交流の場でもある)で手渡された1枚のビラから知った。7月24日、25日の2日間、神戸市勤労会館の一室で開催された「星野文昭絵画展」へ足を運んだ。

 星野さん(1946年生まれ、62歳)は、1971年、25歳のとき、東京・渋谷における「沖縄に基地の犠牲を強制し続ける『返還協定』批准反対」の大規模なデモに参加した。そのときに1名の機動隊員が死亡した。その「実行犯」としてデッチ上げられ無期懲役とされ、実に獄中33年という過酷な囚われの歳月を強いられている。

21世紀に入り、徳島刑務所の中で、粘り強いたたかいの末に「絵筆を手に」し、絵画クラブに所属し描き続けている水彩画は、明るい陽光をたたえた清らかな作品である。

 獄中結婚されたパ-トナ-の星野暁子さんとの『詩画集』は、お二人のたたかいの源流であり、房外の私たちへの限りないメッセ-ジである。暁子さんは、その「まえがき」で次のように書いている。「私の部屋には、文昭の絵が3枚飾ってある。何もかも公開しなければならない苦痛さを和らげるために、これらの絵は手放さずに持っていようと思う。文昭も1枚は持っている絵があると言っていた。けれど、絵と詩は不思議なものだ。公開して第三者との対話が様々なところで聞こえてくることで、文昭にも私にも、豊かな思いが返ってくる」。

 『星野再審ニュ-ス135号』(2008年7月15日発行)で、京都での絵画展のアンケ-ト(感想文)が紹介されている。「よくそんな御生活の中で、こんな絵を描かれると驚嘆しております。美しいと思います。が、素人の弁ですが、何か焦点がほしい気がします」と。作品について私も同じものを感じたが、何よりもこの感想を書いた女性と、それを取り上げたニュ-ス編集者の星野さんへの「対等感」に共感した。いちばん表現したい焦点は、お二人の手元に残された四作の中にあると、私は思っている。そして「まえがき」と「感想」は、表現のもつ力とあり様(よう)と、受け手の質を問うている。

 2008年7月14日、最高裁は、特別抗告していた「再審請求」を却下した。そんな事が許されるはずはない、と画中の「夏野菜たち」は訴え続けている。私たちが理不尽な権力の仕業に対抗するには、世論の結集しかない。

 「冤罪」といえば、50年くらい昔、私が高校生だった頃、兄が「八海事件」にかかわり、阿藤周平氏が18年のたたかいを経て無罪をかちとる1968年まで、家族中で動き回った事や、私の勤務先だった美術室に「帝銀事件」の平沢貞通氏(画家)の絵画展のポスタ-を展示していたのを、昨日の事のように思い出す。延々と繰り返される冤罪事件だが、いまの私には事実を知る、知った事を伝える、出来る事をするしかない。

 星野文昭さんの無罪・解放のため、第2次再審請求の署名をお寄せください。

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