最高裁の棄却決定を弾劾する
7月14日、最高裁第3小法廷は、星野文昭さんから出されていた再審を求める特別抗告の申し立てを事実審理を行うことなく棄却しました。本当に怒りなしには語れません。
弁護団と「星野・全国再審連絡会義事務局」はただちに15日、怒りと抗議の記者会見を行い、第2次再審請求を行うことを明らかにされました。
詳しい事は、今後、順次弁護団と「全国事務局」から明らかにされると思います。その上で、裁判所の決定主文を見て、あらためてその出鱈目さに怒りに身が震えました。
主文は、「きつね色の服を着た男」というK証人の供述について、星野文昭さんが当日着ていた服と全く違うことを事実として認めざるを得ないことを「K供述にはあやまりがあったと認められる」と弱々しく認めながら、何とK証人が、星野文昭さんと一緒にいたから、その声を何度も聞いていたのだから其の供述は「信用することができる」として、棄却の最も大きな理由としているのです。「星野は犯人だ」という予断と偏見なしには出しえないこんな論理がどうして許されようか。どうして、これだけの供述に大きなギャップがあることを認定しながら事実審理の法廷を開こうともしなかったのか。本当に許せません。星野文昭さんは、私たちに向かって直ちに「一番大切なのは、くさらない事です」と呼びかけておられます(下に掲載した星野文昭さんからのアピールより)。もう一度腹をくくり直し、再審実現に向け、星野文昭さんの奪還を勝ち取るまで頑張りましょう。
星野文昭さんの獄中からのアピール
まったく、事実・真実を見ない不当な判決です。許せません。
真実は、われわれの側にあります。われわれが目指すものの大きさを権力が 圧殺しようとするのは無理です。われわれの目指すものの「大きさ」と「正しさ」、その二つで再審実現を目指してたたかいます。
勝てる力が、我々にはあります。1回、2回で通るような再審ではないと思います。
一番大切なのは、くさらない事です。
われわれの正しさに確信を持ち、力を数倍、数十倍にして第2次再審で勝利しましょう。
徳島刑務所在監 星野文昭 08年7月16日
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