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2008年7月

星野絵画展をやりました

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 昨日に続いて「星野文昭絵画展」第2日目(7月25日)が開かれました。昨日の要領がわかっていましたので、準備も順調。事前の打ち合わせで決まっていて昨日は準備を忘れた「徳島刑務所全景」の拡大写真と、「再審ニュース」にある「星野文昭さんのあゆみ」の拡大したものが新たに準備でき、昨日よりレベルアップ?08725_2

 開場した午前11時前にもうお客様。終わる予定の7時を過ぎて、仕事を終えた全逓の労働者が来られ、終わったのは午後8時前。長丁場でしたが、大野世話人を先頭に、本当に大奮闘。おかげさまで、二日で来場者数は112人(確認できた数で、これ以上?)と目標にした100人を突破。「Fumi Akiko 詩画集」も7冊売れ、おまけに会場でいただいたカンパがかかった経費を上回り、何と黒字。(これで、姫路の絵画展、11月11日から17日の1週間の目途ができたと会計さんは思わずにんまり)。

 08725_3 今日のハイライトは、何といっても昨日、今日と連日遠くから応援に駆けつけていただいた大和高田の森本さんの三線演奏。先ず一曲、会場で演奏していただいた(右上写真)あと、猛暑の会場前で、ビラまきの横で演奏しながらの呼び込み。本当にありがとうございました。

 もう一つ大成果だったのが、ビデオ「ある冤罪」の上映。昨日も、多くの方が見ておられましたが、今日は全体の時間がゆっくりとありましたので、皆さんもゆっくりと観ていただけたようです。しかも、今日の方が、まったく初めて星野さんを聞いた、観た方が多く、その効果は抜群。ご覧になられたあと、こもごもに感想を語りながら帰っていただいたのに、私たちも感激。1回の上映時間は45分。最後まで見ていただいた方が、かなりおられました。上映回数は、二日で15回。静かに絵を鑑賞していただく場所でと気にしていたのですが、08725_4 やってよかったです。おまけに耳の悪い山本善偉先生が観られているときは、目いっぱい音を大きくして。その時のみなさんにはご迷惑だったかも・・・。

 本当に暑い、猛暑の中での絵画展。どうなるのやらと心配しながらの船出でしたが、いろいろな皆さんのお力添えで、思いのほかの大成功と喜んでいます。少なくとも、「またやろう」という気持ちを、世話人、事務局が感じ取っていたことが良かったです。みなさん。本当にお疲れ様でした。

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さあ、絵画展

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 今日、猛暑の中、神戸で初めての「星野文昭絵画展」が開かれました。会場の都合で午後1時から4時半というわずかな時間と、この暑さ。どうなることかと心配の幕開けでした。しかし、京滋や豊中、関西の先輩たちの「救う会」から応援に駆けつけてくださり、何やかやとお世話いただいて何より心強い。おまけに、開場前に絵を展示するのに「船頭多くして・・・」で、進まないでいるところへ、元美術の先生が応援に。すぐに落着。ほっ。いやぁ、08724_2 自画自賛ですが、なかなかの出来栄え。写真の正面の毛筆の「看板」が見事でしょう。これは、淡路のEさんの作品。星野さんの絵が映えています。

 会場では、ビデオ「ある冤罪」を常時上映。絵を見られた皆さんが、映画を見ながら、星野さんの無罪をあらためて確信。常に誰かが見ていた、4回上映。

 受付に置かれた「Fumi Akiko 詩画集」が、5冊という予想を超える売れ行き。あるいは中央の机の上に置かれた署名が進み、ついでに横に置かれたカンパのカンには、3千円を超えるカンパが。「兵庫・救う会」の新たな賛同が2人も。

 11月11日から17日まで、姫路のギャラリーで「星野文昭絵画展」を行うことを決めた08724_3 のですが、ギャラリーのオーナーMさんが、わざわざ姫路からお出で下さり、ビデオもご覧になり、「楽しみにしています」と励ましのお言葉をかけて下さった。

 入場者数は40人を超え、明日の「絵画展」が丸1日あるので、全国連絡会義の「再審ニュース135号」が足らなくなりそう。嬉しい悲鳴です。今日は、本当に暑い中、お出でいただいた皆さん。本当にありがとうございました。

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絵画展を神戸新聞が紹介

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 今朝の神戸新聞の朝刊で、「兵庫・星野文昭さんを救う会」が主催する、明日からの神戸市勤労会館での「星野文昭絵画展」の案内が、神戸版でしたが掲載されました。神戸新聞に交渉に行った時は、丁度、最高裁の棄却決定の通知が全国連絡会の事務局に届いたころで、こちらも知らないままでしたが、絵画の写真を撮りにきた時に話しをし、記事の中に織り込んでもらえました。Photo

 明日からの絵画展へ、ぜひみなさんお出でください。

24日(木) 午後1時~5時

25日(金) 午前11時~午後7時(場合によっては8時まで延長)

会場・神戸市勤労会館 307号室(右図参照) (参加無料) 

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元町で、署名と再審棄却に抗議

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 7月20日、35度の猛暑の中、JR元町駅前で、星野文昭さんの再審を求めた特別抗告に抗議したビラまき宣伝と署名活動を行いました。

 永井、大野両世話人(右下写真、左の二人)をはじめ、15人が参加しました、

 星野文昭さんが獄中から訴え、再審弁護団が新たに示した証拠、「キツネ色の背広上下」の男が星野さんとされてきましたが、検事調書や別の証人の陳述によって、星野文昭さんが当時デモで「薄青色の背広」を着ていたことを最高裁は認めました。この事実誤認08720_2 を認めておきながら、「全体として信用性は崩れない」と、真実を覆い隠し、再び星野さんを犯人だと決めつけたのです。

 この最高裁野棄却決定への怒りで、一人一人の署名を訴える声にも力が入ります。猛暑の中、約600枚の再審棄却に抗議するビラがまかれ、署名も62筆が寄せられました。

 今日、7月22日、姫路駅山陽百貨店前で、同じように抗議のビラまきと、署名活動を行いました。

 みなさん。7月24日、25日の「星野文昭絵画展」にごお出でください。

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最高裁の棄却決定を弾劾する

Photo  7月14日、最高裁第3小法廷は、星野文昭さんから出されていた再審を求める特別抗告の申し立てを事実審理を行うことなく棄却しました。本当に怒りなしには語れません。

 弁護団と「星野・全国再審連絡会義事務局」はただちに15日、怒りと抗議の記者会見を行い、第2次再審請求を行うことを明らかにされました。

 詳しい事は、今後、順次弁護団と「全国事務局」から明らかにされると思います。その上で、裁判所の決定主文を見て、あらためてその出鱈目さに怒りに身が震えました。

 主文は、「きつね色の服を着た男」というK証人の供述について、星野文昭さんが当日着ていた服と全く違うことを事実として認めざるを得ないことを「K供述にはあやまりがあったと認められる」と弱々しく認めながら、何とK証人が、星野文昭さんと一緒にいたから、その声を何度も聞いていたのだから其の供述は「信用することができる」として、棄却の最も大きな理由としているのです。「星野は犯人だ」という予断と偏見なしには出しえないこんな論理がどうして許されようか。どうして、これだけの供述に大きなギャップがあることを認定しながら事実審理の法廷を開こうともしなかったのか。本当に許せません。星野文昭さんは、私たちに向かって直ちに「一番大切なのは、くさらない事です」と呼びかけておられます(下に掲載した星野文昭さんからのアピールより)。もう一度腹をくくり直し、再審実現に向け、星野文昭さんの奪還を勝ち取るまで頑張りましょう。

星野文昭さんの獄中からのアピール

まったく、事実・真実を見ない不当な判決です。許せません。

真実は、われわれの側にあります。われわれが目指すものの大きさを権力がPhoto 圧殺しようとするのは無理です。われわれの目指すものの「大きさ」と「正しさ」、その二つで再審実現を目指してたたかいます。

勝てる力が、我々にはあります。1回、2回で通るような再審ではないと思います。

一番大切なのは、くさらない事です。

われわれの正しさに確信を持ち、力を数倍、数十倍にして第2次再審で勝利しましょう。

   徳島刑務所在監  星野文昭     08年7月16日

 

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映画会で署名活動

Photo 7月13日、姫路市花の北広場大ホールで、「市川をきれいにする会」主催の映画上映会がありました。そこで、「兵庫・星野文昭さんを救う会」の署名集めをさせていただきました。

 主催者の「市川をきれうぃにする会」は、姫路市内を流れる市川川沿いをボランティアで草刈り、清掃して川の散歩道として整備しておられます。

 会場のロビーでは市川に棲む動物、鳥の写真を展示されていました。その隣では、沖縄の辺野古での基地建設反対運動の写真説明のパネルが展示されていました。

 映画は「日本の青空」が3回上映され、「市川をきれいにする会」関係者が160人ほど集まりました。

 そこで「星野署名」をさせていただき、35筆の署名が集まりました。また、10筆ほど署名を届けていただいた方もおられました。「Fumi & Akiko 詩画集」も2冊買っていただきました。

 最高裁が、星野文昭さんの特別抗告を棄却し再審の道を閉ざそうとしていますが、めげることなく頑張っていきましょう。次は、20日、神戸のJR元町駅で、22日、姫路の山陽百貨店前での署名活動です。そして、24日、25日、神戸市勤労会館で絵画展を開きます。みなさん、是非、お立ち寄りください。

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最高裁棄却決定に抗議する

Photo  今日、15日昼前、最高裁から星野文昭さんが申し立てていた特別抗告を棄却する決定が届きました。事実審理を行うことなく、昨日の「67年布川事件の高裁再審決定」の影に隠れて、星野文昭さんへの冤罪を晴らす機会を、このように棄却決定し奪い去ることに満腔の怒りをこめ弾劾します。

 ただちに皆さん。最高裁第3小法廷への怒りの抗議を集中するとともに、星野文昭さんへの激励の手紙を書きましょう。

抗議先 〒102-8651 東京都千代田区隼町4番2号 最高裁判所第3小法廷  ℡03-3264-8111

激励先 〒779-3133 徳島市入田町大久200-1  星野文昭様

 この間の鳩山法務大臣による矢継ぎ早の死刑執行をはじめ、裁判員制度による司法の反動的改変など、行政、司法による人民支配の動向が極反動化していました。

 それは、沖縄における基地強化、辺野古の新基地建設への凶暴な動きを柱とした米軍Photo_3 再編の動きの中で必然的に行われてきたものです。

 しかし、昨年の教科書問題に端を発した9・29沖縄県民12万人の決起、あるいは県議会選挙における自民党・公明党の政府与党会派の大敗に見られるように、沖縄の人々の決起によって、その攻撃は非常に厳しいところに追いつめられ、福田政権の支持率の低下、G8サミット攻撃の失敗によって風前の灯となっていました。

 こうした状況の中で、1971年沖縄闘争の爆発を背景にした星野文昭さんへの冤罪攻撃は、沖縄の人々にとって沖縄闘争の「人柱」(故・古波津英興さんの言葉)として強く怨 嗟の的となっていました。今日の時点で、星野文昭さんへの再審など、福田政権にとって、日本帝国主義にとって、沖縄の人々の怒りの火に油を注ぐものにしかならないという恐怖が、今回の特別抗告棄却決定の唯一の根拠だ。断じて許されない。米軍再編、辺野古新基地建設を阻止する、そういう壮大な闘いの爆発を持ってこの状況をひっくり返そう! 何としても、星野文昭さんの無実・無罪を勝ち取るための再審実現に向かって、獄中の星野文昭さんご自身の無念、怒り、悔しさを私たち一人一人のものにして頑張りましょう。

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7月のカレンダー

Photo    (7月のカレンダーより 「初夏を迎えた米沢ー2007年」)

 星野文昭さんは、花や野菜、果物などの静物画とともに風景画もたくさん描かれています。風景画は実際に星野さんが見られて描かれた絵というわけではなく、星野さんの記憶や写真、人から聞いた話しをもとに想像して描かれた絵です。その風景画は、三つの地方が絵のテーマになっています。

 一つは北海道。星野文昭さんが生まれ育った地方です。ご両親やご兄弟とともに過ごし、肌身に感じとっておられた景色を記憶の中から手繰り寄せて描かれています。

 二つめは、沖縄の風景です。沖縄は琉球王国として、豊かな文化と武器のない、争いのない国として繁栄していました。その沖縄(ウチナー)が、薩摩藩、明治政府とヤマトのもとで、搾取され、差別され、甚だしい戦禍を被り、今もなお「基地の島」として苦難を押し付けられています。星野文昭さんには、この歴史に苦しむ沖縄を、解放したいという強い想いがあります。

 三つめが今月の絵の題材となった山形県米沢です。米沢は最愛の妻、暁子さんの出身地です。この絵には星野文昭さんが訪れたことのない暁子さんの生家のそばで、子供時代の文昭さんと暁子さんが遊ぶ姿が描かれています。この絵にただよう穏やかな優しさは、文昭さんの願いでもあり、未来の文昭さんの心象を顕したものでもあると思えるのです。そして、それが実現できるように、私たちは星野文昭さんを取り戻す運動をさらに進めなければならないと思うのです。

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